ボディワークって何?⑤ヨガと全然違うところ

ヨガとボディワークの大きな違いって

ボディワークは見た目に地味すぎるってところと

やった感がない

っていうところですね。

ボディワークの写真撮っても映えませんもん。

写真だけ見て「わたしもやってみたい♡」とは絶対思わないでしょうね。

 

ヨガ、ってポーズを取ることだけじゃないんですよ。

わたし

ヨガインストラクターの資格は持っているんです。

ヨガってほんといろいろあって

ポーズをとることだけがヨガでもないし

そのポーズだっていろんな流派がある。

世間一般でいうヨガインストラクターは

ポーズを教えることができるってことだと思います。

わたしも一応それです。

でも実際のところ

ヨガ哲学と瞑想のためのヨガを中心に学んできて
瞑想したかったわけじゃないんだけど表向きにはポーズを習うことになっていた
そしてそれはそれで楽しかった

ポーズについては知識も経験も充分でないと感じています。

ヨガと言えども

お祈りが中心だったり

無償で働くことだったり

哲学を学ぶことだったり

瞑想することだったり

苦行だったり
ひたすら腕を上げっぱなしにするとか、、、何なんでしょう

本当にいろいろなんです。

で、世間一般に広がっている

ステキな音楽を流してかわいいウェアを着てポーズをとる

というのは

まあヨガなんでしょうけど

あれはたぶんエクササイズや癒しが目的なのかと思います。

ポーズはそもそも何のためかといえば

わたしは

瞑想できる体になるためだと理解しています。

瞑想は何のためか?という詳しい話はここでは控えておきます。
大いなるものと繋がるため、なんですが、わたしはそういう目的でしておりません
健康に楽しく生きたいだけです
あと特定の宗教とは関係ありません
七五三には神社に行ったし、死んだときには坊さんが来るんだと思います
そういう曖昧なよくある感じ

 

ポーズのことはアーサナと言うのですが

その世間で流行る感じのアーサナと

本当のヨガのアーサナは違うと思います。

運動不足解消に体を動かすとか

柔軟性を養うとか

そういうのが多分一般の理解だと思います。

でもヨガには

本来の効果を出すには

ここのポイントを押さえないとこのポーズの意味がない

というところがあります。

見よう見まねで何となく形を似せるとか

柔軟性があって見た目が美しく見える芸術的なオブジェな感じとか

そういうのでは

本当の効能は得られないと思います。

むしろ痛みを作ったり怪我をしたりすることになる。

辛いのは体が固いから?筋力が無いから?

ではなくて力の使い方を知らないだけかも。

たとえば戦士のポーズだって

曲げた方の脚の太ももがきついのではなくて

後ろの伸ばしている方の足がどう床を踏んでいるか

そこが踏めたときに何が起こるか

…フッとラクになる瞬間が来る。が、一瞬で筋肉ついたわけじゃないです。

キャット&カウだって
猫のポーズ、って言ってるやつです

丸めて反っての繰り返しをただするのと

背骨の一つ一つを動かそうとすることは全然違うし

そもそも無理なく四つ這いができているか。

プランクって腕が辛いわけじゃないです。
腕立てです

じゃあどこに効かせたい?どうしたら効く?

そこまでに積み上げていかなきゃいけないことはいくつもあるんです。

その、アーサナへ行く前の積み上げに当たるのが

ボディワークのレッスンであると思います。
動くヨガもボディワークの一種ですけどここは分けて考えます

そういう目的で作られたわけではないんですけどね。

 

それと

ボディワークって

決して上手にできていなくてもいいんです。

『そのように動かそうと脳が働く』

というだけでも変わるので

うまくできないどころか、動きの想像だけでも変わるんです。

そういう点も、

見た目の完成をついつい目指してしまうヨガとは

違っています。

  

ヨガでは

タダーサナとシャバーサナが特に難しい

と習い始めの頃に聞きました。

立っているだけと、仰向けで寝ているだけ、です。

わたしはこの意味を

ボディワークを学んでから「そうだよね」と思いました。

この話をらくらくボディレッスンサークルの方々にすると
そりゃそうよねって顔で頷きました。

彼女たちは自覚していないでしょうけどその状況っておかしいんですよ。
ポーズとるよりただ仰向けになる方が難しいとか意味不明なはず笑

ただ立つことができていなかった

ただ横になって寝ることができていなかった

そしてそこは改善の余地があった。

そしてたぶんまだまだ良くなれる。

自分のカラダで改善を感じた人にしかわからないことです。

 

だからわたしは

ヨガをしたい人こそ

ボディワークをぜひしてくださいと伝えています。

踏めない足でいくらそれっぽいポーズを取っても

床に体を預けることができずにただ仰向けになって休んだ気になっても。

癖の強い腕のあげ方で痛みが出るのは可動域の問題ではなく。

できているようで、できていないんです。

ヨガはやったらいいと思います。

でもそれなら何となくの形だけでないところまで教えてくれるところで。

ヨガのチラシのモデルさんでさえ、、、インスタに上げてるあのポーズだって、、、

動いた気分になりたいエクササイズ目的ならボディワークの必要性を感じないかもしれませんが

ヨガってもっと深かったんだって氣づいたら

面白いですよ。

わたしはですね、

まだまだヨガは教えられないって思ってます。

伝えられることだけ、レッスンでやってます。

でもたぶん、ずっとボディワークしていったら

自然とヨガのポーズも変わるのかもしれない。

 

もう一度書きますが

ヨガとボディワークの大きな違いって

ボディワークは見た目に地味すぎるってところと

やった感がない

っていうところです。

そういう違いもあって

特にヨガを経験してきた人にしてみたら

このクラスってろくにポーズできなさそうなくせしてヨガっぽい動きをしたら直される

ということが起こります。

いいんです、ヨガとしてやってきたことが間違ってるというつもりはない。

それはそれで、いいんです。多様な動きができたらいいから。

でもそれもできつつ、

例えばその肩にたくさん仕事をさせるのをやめて

骨盤や背中を動かすパターンもできるようにしませんか。

だって肩ばかり使う人って肩痛いって言うんですよ。そしてまた肩ばっかり動かしてるの。

でもここで

わたしはこれで今までやってきたんだから!となるのであれば

現状から痛みが出ることはあれ改善することはないでしょう。

え、できない、と劣等感に苛まれたりプライドがズタズタになるか

え、できない、と笑えるか。

それはもう

最後は本人がどう捉えるか

ですよね。

サークルレッスンが続く人って

そういうことなんだろうなっていつも思います。

 

別にヨガをしなくたってですね、

たとえば筋トレしたいとか走りたいとかっていう人も

クセが強いまま動いて傷めないように

ボディワークしたらいいと思いますよ。

特に何もしなくたって

歩くのや家事やなんかもラクになるんでね、

やって損なことは何もないと思います。

わたしは靴の底の減り方が変わりました、

めっちゃO脚で外側の減りが早かったのに

あんまり気にならなくなりましたね~。

除雪も骨盤ベルトなしで力が入るし

生理周期も安定しました。
28日周期で3日で終わるようになる、というのは本当でした。
そんなことあるかい、と思ったんだけど。

夫婦関係も穏やかになったのは年齢のせいだけでもないかも。

何となくのヨガをやっていたときは

運動不足解消、動いてスッキリ、というのはあったけれど

明らかに生活が改善したとは思わなかったんです。

 

それで、

すごく話は戻るんですけど

ヨガのアーサナは瞑想のためにあるというのは

氣を整えるってことだと思うんです。
氣を整えないで瞑想しちゃうと瞑想の進みが遅いのみならず危険みたいです

氣が何かって言うところは
これもまたボディワークやったらよくわかると思うんですが

なんせ大して動いていないのに体が熱くなって汗ばんでくる

病は氣から

っていうじゃないですか。

あれ、具合悪いのは気分的なものって言ってるんじゃなくて

氣の流れだってことですよね。

氣を整えるって

そりゃあやったらいいですよね、もう、理屈も何もなく。

ボディワークって何?①ざっくり説明すると ボディワークって何?②始めるきっかけ、魅力 ボディワークって何?③氣づきもしないその癖が不調を作る ボディワークって何?④体に刻まれた記憶
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