ボディワークって何?②始めるきっかけ、魅力

わたしがなぜこのボディワークにハマっているのかというお話です。

 

ボディワークに辿り着く人には、

いろんな理由があります。

どこへ行っても解決されない痛みがあったので紹介されて。

手術後のリハビリとして。
どこでもやっているわけではないので出会えたらラッキーです

ヨガのつもりで始めたらボディワークだった。
カラダを動かすヨガもボディワークの一種です

ダンスやスポーツのパフォーマンスを上げたくて。

脳トレ体操なら体力なくてもできるかなと思って。

その他、いろいろあると思います。

 

わたしがなぜボディワークを始めたかというと、

最初は、もっとヨガを深めたい、というところでした。

ヨガのポーズを教える立場になったけど、

なんだか全然面白くなくて。

レッスンが苦痛、という謎のインストラクターになってしまった。

ヨガポーズの教え方がうまくなりたい、もっと楽しくできないかしら。

それなら、と紹介されたのが始まりで。

 

でもそこでのレッスンは、

よくあるヨガの定形ポーズではなかったのです。

そんな形は一切要求されない。

なんでこんな動きをさせられるんだろう?みたいなことを繰り返し、

そうしてからヨガのポーズをすると、

え?今までと違う。。。

しかも、どこは伸ばして視線はこうで、とか言われなくても、

勝手にそのポーズのポイントは押さえられている。

そして、それができたとき、そんなに動いてもいないのに突然カラダの中が熱くなる。

終わったらココロがすっきりしてる。

ウツからなかなか抜けきれなかったわたしが、レッスンのあとは清々しくなってる。

グラウンディングって、こういうことだったのか。

地に足をつけるって、イメージでするんじゃなくて、本当にドッシリなっちゃうんだ。

そんな感じだったのです。

それがヨガポーズの効能だ、と?

 

でも、それじゃあ困るんですよ。

だって、こんな謎の動きばっかりで、ヨガのポーズを教えられない。

両手を合わせて手のひらこすり合わせたり、

何度も振り向きの動作したり、

目を動かすだけだったり、

そんなことをしてどうしてヨガのポーズができるようになるのか?

ステキなインストラクターの写真みたいにポーズをとることや、

洒落た音楽の中でふんわり動いて運動した感を得るような、

ファッショナブルなヨガとは、

全然違ったのです。

巷のヨガと思っていたヨガよりも、

こんなヨガじゃないみたいなボディワークの方が、

ヨガだった

どーゆーことやねん?

なぜこのワークをするとこのポーズができるようになるのか、

なぜこのポーズにこの効能があるのか、

全然わからない。

わからないものは、伝えられない。

  

すぐにわかるような理屈ではない。

そもそもなんだかよくわからないような動きばっかり。

指示されたことは簡単そうに聞こえるのに、

実際動かそうとすると思い通りになんて動かせない。

でも、、やれば絶対に本質的に変わる。

わかってるかどうかなんて関係なくて、やれば変わる。

それが、小脳の運動である、だからこそ効果が出るという今後の話に繋がります

 

できないわ、と思っていた動きが、できるようになるんですよ?

それも、その動き方を教えられたわけじゃなくて、

全然関係なさそうに見える別の動きをしたのに。

そうしたら「ああそうだったわ」みたいに自分の中から動きが引き出されてくる。

意識的にするのとは違う。意識的、は、意識しなくなったらできなくなるもの。

そしてそれが、なんか、すっごいラクなの。

今までの動きって、無駄な力つかってたんだなって、

それができて初めて氣づく。

 

そして、日常生活もラクになっていった。 

長時間立つことが苦痛でなくなっていった。
立ち読みとか…

子どもの抱っこが前よりもラク。

除雪するのに骨盤ベルト必須だったのに、ベルトなしでも痛みがないし力も出る。

生理痛が軽くなった。

不思議と、辛くて蓋をしていた記憶が出てくるけど、昇華もされるようになった。

こういうひとつひとつが、辛くて当たり前、じゃなくなった。

これは生活の質が上がる。

金銭的なことじゃなくてね。

日常生活が辛くない、痛くない、って、人生がよくなる。

 

でもね、

なぜこんな謎の動きでこんなにも変わるのか。

しかもね、自分で動かなくても、

ただ動かしてもらうだけでも、変わっちゃうのです。

それも特別な無理な動きなんかじゃなくて、

動くように動かす、っていう感じなだけなのに。

まるで子どもが、初めて触る人形の関節がどれだけ動くのかを確かめるみたいに、

ただ繰り返し動かしているだけなのよ。

ワイルドなお子さんの触り方ではなくて、おとなしめのお子さんね。

謎でしょ?謎でしかない。

でもこの触り方、動かし方に、とても意味があるということを、後に学ぶことになるのです
全然テキトーなんかじゃない。

 

だけど、片足突っ込んじゃったら、

もっと知りたくなっちゃったわけです。

わからないから使えない、そんな状態で終わるにはもったいない。

だってこんなにも、様々な効能がある。

もっと知りたい。

はぁ?って思うような単純な動きに、どんな意味があるのだろう。

ボディワークを知りたいのもあるけれど、

ボディワークで引き出されていく自分を知りたい。

 

それが、

病院のリハビリやなんかを担当するセラピストさんたちが学んでいるものなんだってよく知りもせず、

ド素人のわたしがボディワーク沼にハマっていく始まりでした。

知っていたら尻込みしてやってなかったかもしれません

 

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