ボディワークをしていると、
忘れていたような記憶を突然思い出したり、
理由もわからないのに急に怖くなったり泣きたくなったり、
する人がいます。
はい、
わたし、よく、泣き出します
(;´∀｀)
また、そういうことも関係しているのだろうけれど、
昔の苦労話を始める方もよくいらっしゃいます。
それってね
たぶんだけど
カラダの記憶が呼び覚まされるからです。
わたしの経験で言えば
どうしても滑らかに視線を動かせないところがあって
引っかかるところにくると
「なんか怖い」
と感じた。
それはもう逃げだしたいくらい。
これに向き合いたくない。
恐怖で体が固まるような
息が詰まるような。
でもそのとき先生は
「続けて」
って言って呼吸のガイドとともに続けさせたんです。
そうしたら
あ、蘇った記憶、、、
この視線の角度は
殴られるときに見あげた角度
あのときの部屋の光景が
窓が、壁が、天井が、そして父。
そのとき一瞬で察したんです、目の動きに制限がある理由を。
「あ、そうか、めっちゃ怖いです、これは小学生か中学生の頃で、父が、、怖い」
完全にフラッシュバックですよ。
それでも
「大丈夫」
って言われて。
何分やったんだろう。
視線が動くようになったら
もう
その記憶を思い出しても
怖いとは思わなくなっていた。
でも
終わった後に座っても
ガクガク震えてフラッフラでした。
こんなようなことは他にもあります。
具体的な記憶は出てこないけれど
感情だけ出てくることもあります。
たぶん、何も感じないまま昇華されることもあるんじゃないかと思います。
それでね、
思うんです。
何かショックなことがあると
そのときのまま体は固まってしまって
まるで冷凍保存されるみたいになるんじゃないか。
そのときの出来事と、感情が。
そして体も、そのとき守ろうとした形で。
でも、
体の制限を再び解放することで
過去の出来事は変わらないし忘れられないけれど
それとセットになった感情は
過去のものとして置いて来れるようになるんじゃないか。
もう現在とは違うんだ、もう終わったんだ、と。
そうであれば、ですよ。
そうであれば
体の癖って
もう要らない過去の感情の縛りなのかな。
いわゆるトラウマっていうやつ、
小さなものから大きなものまで。
それは思考や行動の癖になることは自明。
じゃあ
思考や行動の癖を取るには
体の癖を取ればいいんじゃない？
考え方を変えるとか、
捉え方を変えるとか、
それってやろうと思ってもなかなか、
意識的にしようと思ってる時点でできてないでしょ。
それにね、
別にわざわざ記憶を掘り返すようなことしなくてもいいんだけど
でもそれが知らぬ間に制限をかけているなら
例えばわたしの場合は視線が滑らかに動かせない
その目の動きを他のどこかでカバーして生きてきたわけで
本来しなくてもいい仕事を他の場所がするということは
そこにとっては過剰な負担であり
不快感や痛みに繋がることは想像に難くない。
動きの悪い悪い箇所や 過剰な負担のある箇所に関係のある
他の関節やら内臓やらはどうなるだろう？
と考えていくと
そりゃあできるだけ手放せるものは手放せたら良いんじゃないでしょうか。
そんなわけでね、
自分を変えたかったら
ボディワークしたらいいと思うんですよね～。
変えたいと思ってなくても
なんかいろいろラクになると思うの。
ボディワークについての記事はこちら↓また増やしていきますね
ボディワークって何？①ざっくり説明すると
ボディワークって何？②始めるきっかけ、魅力
ボディワークって何？③氣づきもしないその癖が不調を作る
ボディワークって何？⑤ヨガと全然違うところ