息子は小学校も卒業が近づき
書き初めは『将来の夢』
自分の夢じゃなくて文字そのまんま将来の夢って書くの
図工の作品は『12年後の自分』
今そんなことが想像できるのだろうか?
彼らは主に学校と家という小さな枠の中で生きている。
勉強することと貯金することがお利口さんな世の中で、
これはわたしの感覚だけど
今 目指すもの(職業)を見つけるなんて
それ本気で将来の目標に据えちゃっていいのかしら。
わたしゃそうだったよ。
ママ大きくなったら何になるの?
今だって、4歳の娘に聞かれてもよくわからない。
したいことを日々していけば、そのうち何かにはなるかもしれない。
ていうか、職業なのか?どんな生活をしたいかなのか?
娘は、プリキュアとぉ、スパイダーマンとぉ、警察官!って言ってる。
んー、人を助けたいのかな?だったら、他にも、たくさんあるね!
ねー
学校ってそんなに正しい世界ではないんだよね。
正しいって言葉も意味が色々だけどね
人の話を聞くときは体育座りです
っていうの何?
大人になってそんな人いる?
たとえば自分が結婚のご挨拶に相手の両親に挨拶しに行ってさ、
和室だったらさ、
体育座りしてご挨拶する?
クレーム対応しにお客さんの家に行ってさ、
和室だったらさ、
体育座りして謝罪する?
せめて正座の方がまだ理解できる。
学校ってそんなに正しい?
そして、学校ってそんなに世界の大部分?
漢字テスト、
何回もやり直す意味ある?
もしどうしても漢字が苦手だったら、
そのときどうやって調べるかっていう方法を身につけた方が早くない?
算数の計算が苦手でも、
計算機があるし、
考え方がわからなかったら、人に聞けばいい。
聞いてもわからなかったら、全部やってもらえばいい。
そういうときに助けてもらえる人間関係とか、
助けてもらえる自分であることって、
すごく大事じゃない?
体育のマット運動が苦手?
身体の使い方が慣れてないだけだよ。ボディワークしたらいいよ!
じっとして座っていられないなら、
座ることを考えるより、
じゃあそういう自分には何が向いているのか探した方が良くない?
いろいろやってみていいんだよ。
でさ、できなくても、いいんだよ。
先生の言うことは聞け、
みんな仲良くしろ。
へぇーーー。
そういうのがおかしいよねって思ってる先生はきっとたくさんいる。
でも、組織で働く以上、
勝手なことができない。
学校という立場と、
保護者のお望みというのと、
結局先生ってコマなんだよね、悲しいことに。
枠の中に籍を置きつつ最善を尽くそうとする先生もいる。出会えたらラッキーだ。
でさ、
学校では教えてくれない〇〇
とかあるし、
学校で教えてもらわなかったもん、という言い訳を聞くこともある。
けどね、
学校は、ぶっちゃけ、何のためにあるんだろうね?
自分が楽しく生きていくために必要なことをもれなく教えてくれるの?
そういうつもりで学校ってあるんだと思う?
表向きの理由ではないよ。
ぶっちゃけた方の理由だよ。
個性を伸ばそうと思ってるのかな?
ひとりひとりの良いところを伸ばして将来に活かして
楽しく幸せに生きてねって思ってるかな?
どう考えても個性つぶしに来てますよねー。
先生がじゃないよ、システムがだよ。
知らずに手先になってる先生もいるけどね。
考えたことないから氣づかないでそれが当たり前だと思ってるのね。
もしくはそれが自分の生きてきた道だから否定するなんて考えられない。
じゃあなんで個性つぶすと思う?
個性出されたら困るんだよね。
みんなが強い意思をもったら困るよね。
言うこと聞いてもらわないと不便だもんね。
誰かにとって都合の良い
扱いやすい人間を作りたい。
学校卒業したら社会というのがあって
とりあえず雇ってもらえるところを探すとか
どうかしてるわ。
雇ってもらえないと生活できなくなる、
という恐怖感があれば、
そりゃ必死になるわ。
わかるよ。わかる。わたしはそうだった。
ブラック企業でもいいと思っちゃうわ。
でもとりあえずお金が必要なら、
バイトだって何だってあるわけだし、
したいことが見つかったら挑戦してみればいい。
何を犠牲にしてもお金の心配がない生き方をしたいっていうならしたらいい。
しかし雇われていても保証されることはないって最近の世の中でわかりましたよね
一度始めた仕事だから辞めちゃいけない?そんなことはない。
どんな生き方がしたかったのか。
そのために選んだはずの仕事が
自分を蝕むのだとしたら
そりゃなんか違うでしょう。
そうじゃないって思う人がいても当然オッケーです
世の中そんなではない、
と思うならそのままです。
心優しい人もいるし
支え合える仲間もいる
そんな世界はちゃんとあります。
でもそれは自分で求めなければ現れないかも。
利用価値を身につけなくては役に立てないと思い込まされる。
そのために自らわざわざ個性をつぶす。
違う違う!
もともと持ってるのよ!
したいことに必要な資格を取るとか能動的なのはもちろんあり。
学びの道筋としての資格の勉強というのもあるし。
学校というシステムも
うまく利用したらいい。
いろいろな学問に触れられるし
面倒でもいろいろな人と出会うこともできる。
もちろん素晴らしい先生や友人との出会いもあるかもしれない。
将来の夢
何かの職業を選んでそこの枠に入るんじゃなくて、
自分というものを活かしたらどんな仕事ができるだろう、
という
全くの逆方向から考えてみてもいいんじゃないかしら。
その結果、雇われることが向いている人もいれば、
起業することが向いている人もいる。
チームで働きたい人もいれば、
個人で働きたい人もいる。
言われたことをしたい人もいれば、
自由にやりたい人もいる。
そしてそれは職業の話で、
そもそも自分はどう生きたいのか、
どんな日々だったら幸せなのか、
感覚や価値観を掘り下げてみる時間が必要なのでは。
それを、一つの種類の教育で全部完結できるとは、
到底思えない。
だから、
今の学校が合わないなぁって少しでも感じるのなら、
学校の勉強だけして
貯金してる場合じゃないです。
学校の外でも勉強して
勉強ったって机に噛り付くやつじゃなくて
いろんな人と会っていろんな経験をして
そのためには投資も惜しまず
貯金は自分のために使え!
お金なんてあとでいくらでも回収せー!
そもそもお金は何のために利用するのさね!
幸せに生きるためでしょ!
したいことに使わないでどーする!
と、
わたしは思ってます。
しっかし、うちの子は貯金することが多い。
夫は貯金派だし
わたしは貯金も大事だけどやりたいことにお金は惜しむな派
どっちの姿も見て考えも聞いて
自分で選べばいいと思うさー。
学校だけが世界じゃないっていうのは、
やっぱり、
あちこち連れて出かけてみないと伝わらないよね。
子どもの興味ありそうな場所や人や本なんかと
出会いのきっかけをつくるのって面白い。
ときどきは、
ゲームや何かの画面は手放して、
音楽も手放して、
ぼーっとして、
考え事する時間って必要じゃないかな。