子どもが体調を崩したときにぶつかる夫婦の壁③じゃあどうありたいの?

保育園児の末っ子が体調を崩して
私がメインで面倒を見たことにモヤモヤした私。

でもこのモヤモヤを整理できないまま夫にぶつけても、
何に不満なのか、
じゃあどうしたいのか、
どうしてほしいのか、
それを伝えられないことにはただお互い気分が悪くなるということは、
これまでの10数年の生活でわかり切っている。

なので私はまず自分の頭の中を整理します。

紙に、思いつくままに、ざーーーーっと書き出します。

そこでわかったこと。

 

家事子育ては夫とシェアしたい

17時から21時くらいまでの家事子育て怒涛タイムを、せめて夫とシェアできないものかと思う。
それが毎日じゃなくてもいい。せめて週1からでも!!

私は家庭に影響がないように、仕事をセーブしている面がある。
毎日昼間に仕事をガッツリ入れると、夕方からの、宿題、お風呂、ご飯、洗濯、子どもの話を聞く、寝なさい!をできなくなるのが目に見えている。
他に買い物や片付けやもう細かい家事がいっぱいあるのである。
それを世のワーキングマザーがやっているのにできないのは、私の体力気力のキャパシティがおそらく平均より小さいからなんだけど。
だから私はおとなしく仕事をセーブしようと思っていたのだけど。
でも、テーブルのゴミを捨て、脱ぎ捨てられた服を集め、放置されたコップを収集して、
私は一体何をして生きているのだろう。
どうも安心して家事を任されてはいないか、私。
私は、家族を支える気はあっても、使用人になるつもりはないぞ。
家族のことは大切だし、助けられることがあるならするけど、
私は、自分の経験やスキル、得意、好きを活かして誰かの役に立ちたい、と思っている。

なのに、
私には、
夫に食べさせてもらっているという意識がある。
その意識は必要ない、直接的にお金をいただいてくるのは夫だけど、私が家のことをやっているからこそなのも、頭ではわかっている。
しかしその意識があるために、
家のことは私がやればいい、って抱え込んでいる面がある。
しかも、今は私は残業なんてないから。

でもなぁ。同業共働きの時でも、私は家のことをやる割合が大きかった。
残業しなきゃ仕事が回らないときは、夫に子どものことをお願いした。
なんで夫は毎日残業が標準で、私はお願いしなきゃならんのだ。
それは、、すごく腹立たしいけど、
お母さんは早く帰らなくちゃならなくて、
お父さんは残業できる、
という職場の意識、我々の意識。
「保育園のお迎えあるので帰りますっ!」と言えば止められることはほぼない。
そしてもともと、振られる仕事も中身や量を配慮してもらえることもある(優しい職場の場合)。
そうだよねお子さんいるもんね。って。
で、持ち帰れない仕事とかを、他の人がやるんだよね。。お父さんとか、独身の人とかね。。。
だから帰りづらいというのもある、しかしそのしくみは個人でどうにかできるレベルでもない気がする。
でね、「早く帰ります!」をお父さんという立場でできるのか、
それが職場ですんなり当然のこととして受け入れられるかというと、、
そうじゃない職場もある。
お母さんがそうしたって正直不満を持たれることはあるんだけど。
お父さんがそうする方が抵抗はある。
私はそういう男性職員を、「この人、すてきだなぁ」って思ってたけどね。
過去の職場では、30代や40代の男性職員ってとても仕事が多くて、残業が当たり前な感じだったけど、
その人は、私には小さい子どもがいるので早く帰る日があります、今日は早く帰る日なので帰ります、って。
私より早く帰ってた。かっこいいじゃないのー!

そこで私が思うのはね。

それは、そう本人が感じるから嫌なんだよね。ってこと。

職場の上司や同僚が何か言うかもしれないさ。
それが、嫌だから、しないんだよね。
勤務時間が終わったなら、よっぽどの仕事上のトラブルがない限り、
帰ったっていいわけでしょう。
それをさ。
上司に何か言われるとか、お客さんに何か言われるとか、同僚に迷惑がかかるとか、
それが嫌だから残業する。
それは本当にやめてほしい。そこんところはちょっと腹をくくってほしい。
私がそうやって働けたんだからって思っちゃうところもある。
職場によっては、育休を取るとか残業しないとかで出世に影響するとかあるのかもしれないけど。
夫のところはそんなことはありません。
だいたい夫は出世するつもりがありません。

どうしても終わらない仕事がある、それは仕事をしない他の職員のものが回ってくるから、
というのは、今のところどうしようもない。
しかしその負担が夫に、そしてその家族に、っていうのは嫌だけどね。
うん、私はここにとてもとても腹が立っている。けど夫のせいじゃない。

つまり、
変えられるところは『言い出しづらくて残業しているならそこはカットしてもらう』
変えられないところは『仕事量の問題なら仕方ない』

 

そもそも働き方、立場、感覚が違う。

 

残念ながら前述の男女の社会的な違いもあるにはあるけれど、
我々には、決定的な違いもある。
雇われているか、雇われていないか。

夫は雇われている。
雇われるメリットは、必ず収入があること。
デメリットは、思い通りに働けないことが多いこと。集団なので、動かしがたいものもある。

私はフリー。
雇われないメリットは、やろうと思えば好き勝手できること。
デメリットは、必ずしも収入があるわけではないこと。

私がフリーになったのは、
このメリットデメリットを、
夫婦で1セットとして組めば、どちらも雇われているよりは良いのではないかと思ったから、でもある。
性格的に雇われるのが無理なのもある

で、夫よりはずっと自由度が高い私は、
突発的なことがあれば私が対応する気では、いる。
真っ二つの分担が平等だとは思っていない。

単に、動ける方が動く、ということ。

しかし今回は、3日連続保育園欠席で、その翌週もまた調子悪くて欠席になって、
私には出席したい打ち合わせもあって、
やっぱり子どもの体調が悪いといつもより緊張して過ごしていて、
なのに夫はたまたま激務の時期で当然のように23時帰りで、

それで、私は、
なんで私ばっかり!
と思ってしまった。

仕事だってもっと増やしていきたいけれど、
もし私がもっと仕事に時間を使っていたら、
こういうときに負担が増えるのは私になる。

んー、それなら。
施術やレッスンの仕事は、少な目で、
より自由度の高いネットでできる仕事を増やせばいいのかなぁ。

いやいやいや、
でも待てよ。

これまた私の中だけで解決しようとしている。
夫に何も頼んでない。
これで進めたら、また、「私ばっかり!」って怒るぞ自分。

勝手に枠を作って、その中でしか動けなくて怒っているのである。

一緒に生活を作っていきたいのなら、夫と話し合わなくちゃ。
結果、たとえ私が調整するしかないとしても、
それを私ひとりで考えて勝手にやるのと、
夫と話し合って決めたことなら、
全然違うはずだ。
自分の気持ちも、お互いに対する気持ちも。

雇われるというスタイルで働いてくれている夫に、
申し訳ないという気持ちもある。
だから「仕事だから」という言葉には反論できない。
いや、じゃあ私の仕事って何なの?仕事だから、って言いませんけど?
でもこれだって、私が勝手に想像していること。
どう思っているのか、聞いてみないとわからない。
私は雇われるというスタイルが合わないだけで、
夫は雇われないなんてありえないのかもしれない。

 

早く帰ってきてほしいなんてわがままなのかな

夜は私が家にいるのに、
夫に早く帰ってきてもらうなんて、
なんかわがままなのかなぁ、
と、思っていた。

でも実際、私はあっぷあっぷな状態で、
先日なんて煮詰まって家を飛び出した。
(;´∀`)

でも考えてみたら、
職場に居れば、誰かと仕事してるんだよね。
家で、子どもがいて、家のこともしなくちゃいけなくて、
って、これを一人でやれっていうの、結構大変なことなのかもな。
ごはんを作らなきゃいけないのに「だっこぉー!だぁぁっこぉぉぉーーー!」
宿題終わったら風呂に入れって何回言えば入るんじゃ!は?風呂掃除当番やってないの?
3歳なんだからごはんは自分で食べられるでしょ「ママが食べさせてぇぇーー」
え、明日漢字テスト?
学校でそんなことがあったんだねふむふむ。
あぁほらよそ見して食べるからこぼすの!
ちょっとそんなお便り今更出さないでよ、集金とかあるじゃん!あんたこの前集金袋戻してないよ?どこ?
分度器がないとか知らんわそんなん、早く言わないのが悪い!
テーブルにゴミを置きっぱなしにするなっつーの。テーブルにゴミ箱置いたがな。
こぼしたら拭け!
ジュース飲んだら冷蔵庫にしまえ!
えーまだ風呂に入ってないの?他の人が遅くなるの!入れ!
あートイレ行きたい。もートイレまでついてこないで!
ママぁぁぁ!行かないでぇー!
もうほら、YouTube見て待ってていいから!
、、、もう何十分YouTube見てんの、もうお風呂入るよ。
ぎゃぁぁぁぁ!見たいのぉぉぉ!

書いてるだけで、つ、疲れる。

これをさ、一人でやるのが当然っていうのは、どうかね。
ただシッターとして面倒見てりゃいいのとは違う。
みんなやってるから?そうかもしれない。
みんな(って誰なの)やってるかもしれないけど、私はそう思ってやったら病んだわけだし、
一人ひとりのキャパシティってある。
得意不得意もある。
気にならないこと、気になることも人それぞれ。

今度書こうと思うけど、
私はHSPというのにとても当てはまっちゃって、
HSPの性質をもつ人には子育ては結構大変なこと。
Highly Sensitive Personの略。敏感すぎる人。
例えば、大きな音にとても疲れるとか、
マルチタスクが苦手だとか、
相手の気持ちや体調に敏感に反応してしまうとか。
良い面としては、敏感だからこそわかることもあるってところ。
そういう性質をもつ私にとって、3人の子育てってハイレベルなんだな。

同じように子育てしている友達を見るとき、
よくこんな状態で気にならないなぁって思うことがある。
例えば外で子どもがひっくり返ってギャン泣きするとか。
友達の子なのに、私はその翌日まで疲れていた。
私は、その子のギャン泣き具合と、周りにいるお客さんの視線とかまで気になって。
当の友達は、その最中でさえ全然気にしていない感じだった。
HSPだからってことに限らず、そういう性質とか性格の違いでも、
同じ状況に置かれていても人によって
子育ての大変さって全く違うんだと思う。

だから、グダグダ言ってないで、
大変なら、頼ればいいんじゃないかな。

 

じゃあどうありたいの?どうしたらいいの?

私は、自分の経験やスキル、得意、好きを活かして誰かの役に立ちたい、と思っている。

家族のためにできることもしたいと思っている。
でも自分でできることはやってもらいたい。特に小学生の子どもたちには。

子育てや家事は夫とシェアしたいと思っている。
それは必ずしも真っ二つの分担じゃなくていいけれど、
私の負担が大きくて苦しくてしょうがないっていう状態にはなりたくない。
同じように、子育てと家事をシェアすることを頑張りすぎて夫が仕事上苦しくなるのなら、
それは私の望むところではない。
お互いに納得できるバランスを探したい。

そのためには、
まず仕事や人生や家庭で大切にしたいことなんかの価値観を話し合っておくことが必要かもしれない。

意外と思い込んでいる。自分はこうだからとか、社会がこうだからとか、相手はこう思っているだろうとか。

家事や育児の何が大変なのか、
家族には見えていないものがあると思う。
家事育児の項目を立ててどんなことがあるのか可視化することが必要かもしれない。
その上で分担できたらいいかも。ちょっと面倒だけど。

 

 

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