一人暮らしで働いていたこともあるし、
結婚して二人暮らしで働いていたこともあるし、
育児休暇で家にいたこともある。
ワーキングマザーをやったこともあるし、
専業主婦もやったことがある。
さて、どれが一番大変か。
これはあくまでも個人的な感覚だけど。
ワーキングマザー時代は、体力がギリギリだった。
朝が弱い私なのに、
自分の用意だけでなく子どもたちの朝ごはんや着替え。
保育園の送りは夫がしてくれていた。
通勤の車内で朝ごはんのドリンクゼリーを飲み、
信号待ちのときに日焼け止めクリームを塗るとか。
保育園のお迎えに間に合うように仕事をする。
自分の裁量でできる部分は仕事の内容を精査し、
いつ保育園から体調不良で呼び出されてもいいように
前倒しでできることはして、
どうしても無理なときは周りに頭を下げて。
休憩時間なんてものはない。
急に休んで迷惑をかけることは本当に申し訳なかったけど、
はっきり言って働くお母さんの効率の良さはピカイチじゃなかろうか。
大変だったけど、
でも、仕事をしながらお茶を飲むことはできたし、
同僚や先輩と他愛のない会話をしたり相談したり
家族以外の人と話す大人の時間が好きだった。
では、育休中や、専業主婦は楽なのか?
全然そんなことはない。
子どもとずーっといるのである。
子どもはかわいい。
だけど、子どもが人形のようにそばに転がっていて家事をするのとは違う。
(そう思ってる人って結構いると思う。何が大変なのって)
バッタバタで一日があっという間。
自分のペースがないというのが辛い。
トイレにもついてきてママー!ママー!
ごはんを作るときもギャーとか抱っこー。
お茶を淹れたらウンチ出たー。
昼寝したときに洗濯とかご飯支度、
または寝不足解消のために気を失ったように一緒に寝る、
スーパーに行くと脱走する、行きたいところや欲しいものを指さして叫ぶ。
ごはんを作ったからと言って素直に食べてくれるとは限らず
お風呂では目が離せないのでサッと自分を洗い温まる暇もなく
寝ても授乳とか蹴られるとかで起こされる。
ほんと修行。
一人でいれば大したことではない行動でも
いちいち阻止されるというストレスは、
経験した者にしかわかるまい。
ただ、ママーってキューされたりニコニコしてくれることが幸せ。
下手すると一日中子どもとしか喋らなかったりするけどね。
そういう状態が何日も続くと、気が狂いそうになる。
仕事をしていれば、家と会社で気持ちも環境も切り替わるのに、
家にいたらずーっと、切り替わらない。
そんなわけで精神的には結構辛いときがある。
ワーママも専業主婦も
どちらが楽ということはない。
どちらが素晴らしいということもない。
向き不向きはあるのかもしれない。
そしてどちらにしても、パートナーの考え方や態度で大変さや幸せ度は変わる。
それには、パートナーの変化を求める前に、
自分の気持ちにきちんと気づくことと、
それをどうやってパートナーに伝えるかがカギになる。
それについてはまた今度。