すみっコぐらしの映画を観に行った母の感想

末っ子が

映画館なんて人がたくさんいるし
うるさいし臭いし行かなくていい

と言うので

これは親に遠慮してるのではないかと思い

割引チケットあるけど観に行ってみる?

と誘ってみた。

 

観に行ったのはすみっコぐらし。

今まではアマプラで観ていた。
海女ぷら、って変換されるの何?笑

 

いやー、ほのぼの、、安心して観られる映画ですね!

でもちょっと刺さる。

おうじは、自分で何でもできるようにならなくちゃと思っていて

全然うまくいかない。

でも、すみっコたちに助けられていく。

ひとりで何でもしなくてもいいし、

人より優れた結果を出さなくてもいいし、

でも助けてもらったり力を合わせることが大事なんだ、

という至極当たり前のテーマがあるように思った。

至極当たり前なんだけどなかなかそうできないんだよね!

そしてすみっコたちは優しいのよね。

静かに寄り添う感じ。

なんと優しい世界なんだろう。

人間の大人の世界って厳しいよね。。。

 

それと、思わずヨガ哲学を思い出してしまったことがひとつ。

おうじは、おつきのコと離れたくなくて、

みんなを助けるために必要なあるモノよりも、自分がおつきのコと共に過ごすことを選ぶ。

え!?ええ、そんなのあり?

クリシュナが居たら怒られるよ?

感情じゃなくて自分の役目を果たせって言われるよ?

ところが、おうじは感情を取るのね。

そして、その埋め合わせをきちんとする。他の方法を探して解決しようとする。

、、、すごい。

どちらかじゃなくて、どっちも選んだぞ。

これで自分の感情を優先させたおかげでバッドエンドになったら
それはそれでどうしようもない王子の酷い話だけど
でもどっちもを取る道に挑戦しなければ片方しかなくなるわけで。

自分の大切なモノがあるなら、

プランCという可能性もあるんだな。

と、真面目に考えてしまった。

自分の役割を果たせ!という教えも大切だけど

そればかりになると世界が狭くなっちゃうんだな。

ひとつのものに固執しないことが良いのかもしれない。

いろんな考え方、いろんな方法、

自分の頭からは到底出てこないような。

 

末っ子は

映画が終わった後に

開口一番

「おいしかった」

と言った。

ポップコーン、美味しかったよね。

映画も楽しくて

次はズートピア観に行きたいって。

お迎えに来た夫と長女はハッピーセットのすみっコ買ってきてた。

我が家もそこそこ優しい世界だ。

 

テキストのコピーはできません。