陽性転移と、陰性転移。
すごく簡単に言うなら
患者が治療者のことを好きになっちゃうのが陽性転移
逆に憎んじゃうのが陰性転移。
これは用語として存在している。
ということは、あるあるなこと、だということ。
説明が足りないと思うのできちんと知りたい方は検索などしてくださいね。
何となくわかると思うんです。
精神科医は仕事としてその人をより良い状態にしようと
親身に話を聞いてくれる。
それで、患者は好意とか愛情をもってしまう。
それが男女だったら恋愛感情になってしまうことさえもある。
男女とは限らないかもだけど
というのが陽性転移。
逆に、厳しいことを言われたとか
そっけないとか感じて
嫌だなぁを通り越してめっちゃ嫌いとか憎しみとかになる。
というのが陰性転移。
陽性転移からの陰性転移はきっと激しい感情だろうね。
転移、なので、
本当は医者に対する想いとは違うところから生じている
ということ。
純粋に相手に対して好きとか嫌いとかでなくて
相手とは違うところに原因があってそういう感情になっている。
両親や育ててくれた人に対する感情が転移する、ということらしいけど。
わたしはその辺については懐疑的。
単純なことな気がして。
人間ですから
優しくされたら好きになるし
思うようにならないと逆恨みしちゃうこともある。
だけど、精神科医、って、立場、だし。その人そのものを好きとか嫌いとかでもないよね。
お医者さんだって、「あなただから」優しいのではなく、「患者さんだから」優しい。
まあそこから絶対に発展しないかと言えば違うけど。
ただ、
こういう仕組みになっていてそれに飲み込まれているかもな
あるあるだよな、
っていう自分の状況に対する客観性
そのためのこういう知識
それはあったほうが良い。
少し冷静になれるから。
こういうのって、渦中にいると、
わたしはそうじゃないから!ってなっちゃうから
落ち着いているときに知っておくといいと思う。
精神科医に限らず
心や体のことを扱う場では
よく起こることだと思います。
施す側も、施される側も、
知識としてあったほうがいいと思うわ~。
わたしもありますもん、
施される側としては、
そんなに優しくされたら惚れてまうやろー!
よかった既婚者で!ドキドキしちゃうところだった!
と思うときもあるし
(実際付き合ったら絶対そんなに優しくないし
目の前でオナラもゲップもするようになるんだろう←誰のこと)
施す側としては、
先生先生って大好きモードになられて、
ある日突然キレられるやつ。
(わたしが原因自分論者だ、と知ったら苦しくなるんだと思う)
一体何事かと思います。
感情のお天気くらいに思っておきます。