この質問に答えられない小学生がいる。
7と8は、どちらが大きいでしょうか。
黙っちゃうんだよね。。。
と困る ある現役の先生の話を聞いた。
質問の意味がわからないみたいなんだ。
、、、わたしもそんな子だった。
何を聞かれているんだろう、
あれかな、これかな、って考える。
黒板に書かれた数字の大きさは、7が大きいかなぁ、
背の高さは7だけど、
広さで言ったら8?
でも数字のことじゃなくて、量の多さを比べているのかな。
でも今書かれているのは数字だし。
何を聞かれているんだろう。
と考えていると、
次々と質問をかぶせられてくる。
ほら、7歳と8歳ならどっちがお兄ちゃん?とか。
え、7歳のお兄ちゃんもいるし、
8歳だって5歳みたいな中身の子もいるし、
えーっと、、、
先生どうしてそんなこと聞くんだろう。
先生なのに、7と8の大きさ、わからないのかな?
きっともっと難しいこと聞いてるんだよね。
そうして大人が困るのがわかる。
あー、ダメなんだな。と思う。
わからないの?何がわからないのかな?
間違ってもいいんだよ。言ってごらん。
間違っていいなんて思ったことがない。
男子が意地悪するとか間違ったら叱られてる。
問題を間違ったら正解に直さなきゃいけない。
怒らないから言ってごらんって、言ったら怒られることもある。
間違ってもいい?嘘だ。
もう答える意欲もない。
ふよふよふよふよ~って思考が浮かぶけれど、
自分の中では言語化できていない。
伝えられるわけがない。
レイコちゃんは答えられない、
自分の考えを発表できない、
はっきりしない、
そんな評価をもらうことはわかっている。
答えられない子のきもち、
もしかしたらわかるかも。
って思ったわたしは、
やっぱり変人なんだろうな。