娘に謝った。


このつづき。

学校に行きたくないことと、ヨガ哲学と、トラウマと

 

小学5年生の長女は

ときどき過去の話をする。

保育園のときにね、ママに怒られてね、

もう出て行けって言われたけど、

ここの柱につかまったから助かったの、あはは!

 

この話を、ときどき、するんですよ。

 

ええ。

そんなこともありましたね。

そのときわたしは

教員としてフルタイム勤務

年子の子どもたちを保育園に通わせ

夫は今ほど家事に協力的ではなく帰りは早くて22時とかで。

保育園のお迎えがギリギリ滑り込み→連れて帰る→

ご飯作る→風呂掃除→洗濯機回す→

ご飯食べさせる→幼児二人を風呂に入れる→洗濯物干す→寝かしつけ

一人でやってましたからね。

これ、もっと細かく書くと、

食器だって自分で下げるわけないし、こぼすし、

お風呂だって幼児二人の身体と髪を洗い、自分も洗い、

上がったらパジャマ着せて、水のませて、

歯も磨いてやらないといけないし、

うんち出るー!って言われることもあるし、

細かいのがずぅっと続いてて、

しかも幼児がスムーズに協力してくれるわけないのよ。

 

氣が狂ってました。

できる人もいるんだろうけど、わたしにはキャパオーバーでした。

 

そんな状態で、

娘は特に、

食べるのが遅くて遅くて、

毎日3時間くらいの宴会かと思うほどゆっくりだった。

でも途中で下げると泣き叫ぶし。

好き嫌いも多くて、じゃあ食べなくていいよって言ってもそれも嫌で。

そんなある日わたしは、

もういい加減にしろーーー!って、

娘を引きずり出そうとしたようです。

 

 

今はそんな長女も10歳、

ご飯も普通にさっさと食べるようになり、

4歳の妹が寝る前に絵本を読んで聞かせている。

もっと読んでー!と言われて困っている。

 

あのさ。

あなたも、こんな(4歳の妹)だったのよ。

それでわたしは、まだ先生の仕事してて、

朝8時過ぎには学校に着いていないといけなくて、

1日働いて6時までに保育園お迎えに行って、

今ほどパパも手伝ってくれなくて、

お兄ちゃんもあなたもこんなふうに言うこと聞かなくて、

すごく大変だった。

今のママを見たら、そんなことしてたなんて考えられないでしょ?
激しく同意された。まず早く起きない。

それで、毎日3時間かけてご飯食べられるのが、

もう、きっとおかしくなっちゃって怒っちゃったんだよね。

でも、引きずり出そうとして言うこと聞かせたって、そんなの意味なかったね。

疲れてたんだと思う。そういうわけで、あなたのせいじゃなかった。

まだこんな妹みたいに小さかったのにね。

すみませんでした。

 

うふふ。

と娘は言った。

こちらこそ、

3時間もかけてご飯食べて、すみませんでした。

 

 

とても小さなことかもしれない。

でも、

ひとつ、わたしの中では

大きなものが溶けた。

 

どうしても、

傷つけてしまうことはある。

未熟であるがために。

そのせいで子どもがずっと傷を抱えていくのは嫌だ。

それでもわたしはきっと失敗するから、

失敗した

傷つけてしまった

と思ったら

謝るしかない。

そして、同じ失敗はしないように、

変えられるところは変えていく。

その結果、

今はゆるゆると、働いてるんだか働いてないんだか、だけど。

仕事で疲れて八つ当たりは、しないな。

 

それに

わたしも同じような傷があるのだけど

もう帰ってくるなって500円玉持たされて玄関に放り出されるのだ

ああ、母もきっと大変だったんだな、

わたしのことが嫌いとかそういうことじゃなかったんだ、

って、

地味に自分が癒されたりもして。

 

 

こんなことも、

学校に行きたくないとかがなければ、

氣づかなくて謝っていなかったと思うんだよな。

 

なんだか、

大切なことが、

起こってるみたい。

 

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