こんにちは、で泣ける


まだ雪が降らない頃

公園に散歩に行った。

 

遊具で遊んでいた小学生の女の子二人が

通りがかったおじいさんに駆け寄っていって

「こんにちは!」

って頭をペコリと下げた。

何やらおじいさんもニコニコと話している。

 

へぇ、知り合い?

 

わたしがその子のそばを通りがかると

 

「こんにちは!」

にっこりして言ってくれた。

それはそれは楽しそうに。

 

こんにちは。

 

見知らぬ人たちみんなに、

あいさつしていたんだ。

 

知らない人に声をかけていいのか?

もしあいさつを返してくれなかったら?

そんなことも考えず、

こんにちは、

とニコニコ笑顔を振りまいている。

 

落ち葉がたくさんの肌寒い公園で

温かくて明るい子どもたち。

 

美しいな、

子どもって。

 

大人よりずっとすごいよね。

 

この子たちに残せる未来って何なんだろ。

一人の大人としてわたしができることって何なんだろ。

 

あいさつされて泣けるわたし

年取ったのかな。

でもそれが年を取るということなら、

それも、なんてすてき。

うふふ。

 

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