あー、できない。
下手だなぁ。
あの人はあんなにできるのに。
わたしって価値がない。
ポンコツだなぁ。役立たず。
能力ない。
なーんて、思うこと、ある?
わたしは、ある。
その考えが始まると、しばらく下降モード。
ついでに過去の失敗まで思い出したりして。
落ち込むわー。
ここで、落ち込むのを止めよう、とか、
自分を責めるのを止めよう、とか、
人と比べてもしょうがない、とか、
もう過去のことじゃないか、とか
思ったところで止まらないわけですよ。
じゃあ、どうするかって。
そんな自分を、外側から眺めます。
あー、そう思ってるんだ。
おっと、過去の失敗出してきたか。
落ち込むことしか思いつかないなー。
人と比べるやつ始めたか。
自分を責めるの好きやねー。
などなど。
止めようとか、良い悪いとか、どーでもいい。
ただただ、自分の内面の声を聴く。
心の波を感じる。
注意するのは、
そう思ってる自分(思考)と一体にはならないこと。
一体になっちゃうと辛い。
あくまでも、外から眺める。
イメージとしては、『幽体離脱した自分が自分の肉体を眺めている』。
そんな感じの見かた。
まるで他人事のように。
そうすると、
外側の自分が冷静に感じたり考えたりするようになる。
「そうは言っても、あの人と比べたってあの人と自分は経験の種類も量も違うし」
「でもそれ終わったことだからもういいんじゃない」
「その視点で見れば劣っているかもしれないけど、あなたにだってもっと優れた点はあるから、そこで比べれば全然落ち込む要素ないよ」
「じゃあ、これからどうしようか」
「体が冷えていると落ち込みがちだよね。お腹温めてみたら?」
「その思考モード、今は辛いけど、いつも必ず終わるよ」
「よしよし、もう何をしても落ち込む。今日は寝るべし!」
って、感情に飲み込まれないもう一人の自分が支えてくれる。
でね。
この、外側から見て支えてくれる自分を強くする方法があって。
それは、わたしはだけど、哲学を学ぶこと。
わたしの場合は、ヨガ哲学。
あと、ヨガ哲学じゃなくても、生き方について書いてる本。
難しいやつじゃなくてエッセイとかでもね。
そして、ただそれを飲み込むんじゃなくて、
自分に浸透させておくこと。
自分はどう思うのか、考えるのか。
これ、調子のよいときにやっておくべきだわ。
調子悪くなってからじゃ、まともにできん。
そうすると、辛いときにも、
ほら、こう考えたらラクになるよ、とか、
今はこうしてみたら、とか、
学んだことが降りてくる。
それでもダメなときは、
信頼できる仲間や先生に話してみる。
信頼できるセラピストさんのところへ行く。
これはもう効果絶大。
自分にないものをくれるから。
本だと、やっぱり、自分の好みで選ぶから、自分の枠から出られないんだよねー。
その方向から来たか!っていう異次元感は、やっぱり他の人とのかかわりから。
といっても
内面を感じるのって練習がいるのかな
とも思う。
内観するということ。
それは、
瞑想、っていう手もあるし、
いろんな瞑想があるけど、ただただ感覚や思考を眺めるという方法で。
ボディワーク、っていう手もあると思う。
瞑想より、身体の感覚に集中するっていう方がやりやすいかもしれない。
緊張しているのなら、
トークセンで緩めることもできる。
でもまあ、落ち込んだら、まず、休むことだなぁって、思う。
がんばって、疲れて、落ち込むのだから。
一生懸命やったからでしょ。でも思うようにならなくて。
そして、自分はもっとできるって、自分の力を信じて期待しているからでしょ。
だから、くっそー、って思うんだよね。
ほんとは、自分のこと、すっごく期待してるんだよ。
自分のこと、大切だし好きなんだよ。