かつてインフルエンザの私に肉まんを差し出した夫は、パパになるとこうなった。


三連休に寝込む私

家事育児は夫がほぼ全部やってくれた。

 

ご飯を作ったり、片づけたり、

掃除洗濯、食洗機、1才児の鼻水をとり、ご飯を食べさせ、風呂に入れ、

結構たくさんのスキルが要る。

 

子どもにごはんを食べさせることひとつにしても、

その子の好きなもの、嫌いなもの、食べられる量、麺の長さとか、

どの食器を使うといいのかとか、

知っていなきゃいけないことも意外とある。

 

そして小学生の上の子たちは「つまんない」だの喧嘩だの。

はいはいどこかドライブして買い物行こうか。

 

これらをやってのける夫はすばらしい。

日ごろから家事育児にかかわっているからこそ

こんなときも安心して任せられる。

 

こんな夫になるとは思っていなかった。

新婚の時、

家事を一切しない夫に立腹して

実家に帰らせていただいた私は思うのである。

 

 

でもさすがに二日目の夜

夫は

「外に出たい…」

とつぶやいた。

「行けばいいよ」

という私に、え、またオレ居なくなったら泣かない?とビビる夫。

泣かないよ。行ってこれば?

子ども3人の面倒見て、ご飯作るのも大変だったでしょう?

休まる暇がないよね。

外に出たくなるでしょう?

大変だって思うでしょう?

それを私もやっているってこと、

うわーってなりそうな気持ちも、

外に出たいという気持ちも、

わかってくれるならそれでいい。

私が我慢してるからあなたも我慢しろなんて、そういうのはない。

今はあなたが息抜きしてこればいい。

そしてまた今度、逆の立場で、行っておいでって言ってくれたらいい。

あなたは前には、一人で出かけておいでなんて言ってくれなかった。

でも今は言ってくれる。

なんで私ばっかり我慢しなきゃいけないのって思わなくなった。

だから、大丈夫。

 

 

 

こうしてくれると助かる。

私はこう思ってる。

ありがとう。

私はこれをするからあなたこれできる?

私これ苦手だけどあなたは?え、平気なの?じゃあ頼んでいい?

いやいや大変そうだからやっておくよ。休んでて。

みたいなことを何年もかけて伝え合ってきて。

それでこその今。

夫婦は少しずつ成長していくのだ。

 

もう十数年前のこと、

新婚の頃に私がインフルエンザになったとき、

会社帰りの夫が差し出してくれたのは

 

肉まん

 

肉まんだった。

柔らかくてあったかくていいでしょ?と。

食べられないし動けないし、病院に連れていってほしかった。

元来丈夫な夫には理解できなかったもよう。

本当にトイレ以外動けなくて、

しゃべるのも辛くて。

当時某ブラック企業に勤めていた夫は、

自分が体調不良でも自己管理できないと怒られるのに

妻の体調不良で遅刻だの早退だのは考えられなかったそうだ。

救急車呼ぶか?に首を振った私。

あのとき離婚してやると思った。

そして私は肺炎になるのであった。

 

元気になった私は、

いまだに肉まんをネタに笑う。

だけど最近知ったのは、

あのことで、夫は転職を考えるきっかけになったそうだ。

肉まんではなくてね。

妻を病院に連れて行くことすら思い浮かばなかった働き方に

疑問をもったのだそうだ。

そして実際に転職した。

 

あれから十数年経って

我々は3児の親になり

私はまたインフルエンザにかかって(*´Д`)

昨晩夫は「餃子食べられる?」と聞いてきた。

出す前に聞くようになっただけ成長した…

そして、今回はわりと食欲があり、3個食べられた私も成長したのか…

肝っ玉母ちゃんになったんやね、と誉めてくれた(そこ?)。

二日酔いで吐きそうだけど腹が減ったから何か食う、

という世界の夫とは、どうしてもわかり合えないゾーンがある。

 

しっかし、

柔らかければ消化にいいと思ってる夫に、

病人には歯に優しくなくていいから胃に優しいものを、

ときっとこれからも何度も説明すると思う。笑

テキストのコピーはできません。